塩ビ底加工｜すいそうやさん

水槽の底板をガラスから塩ビに変更できます（オプション）

通常、ガラス水槽の場合は正面・左側面・右側面・背面・底板の全てがガラスですが、底板のみ塩ビに変更して制作可能です。

底板を塩ビ（塩ビ底）で制作するメリットをご紹介いたします。

ガラスやアクリルの底板に比べ、厚板塩ビは耐久性が高く安心
水槽全体の重量がオールガラス水槽より軽くなる
塩ビに色が付いているため底板の下のステンレスフレームが見えない

大型水槽は標準で塩ビ底を採用

大型水槽は水圧による底板への負担が大きいため、安全性を重視し、大型水槽は全て塩ビ底を採用しています。

ガラスやアクリルは、経年劣化や大地震など、更には水槽内で重量レイアウト物やガラス製の蓋を落下した際に破損（割れ）の可能性がありますが、塩ビ底は材質の特性上破損（割れ）の心配はなく安心です。

塩ビ底の軽さと強さについて

塩ビの比重は1.35~1.45と非常に軽く、塩ビの強さは、アルミと同程度の素材です。
内外圧・曲げ・衝撃などに対して十分な強度を持っています。
耐薬品性にも大変優れており、アルカリや塩類等に浸されることもありませんので海水魚水槽にも安心です。

塩ビ底の色について

基本的に底板に使用する塩ビ板の色は（グレー）です。
水槽に底砂を敷く場合は底板は砂にかくれるため全く見えません。
アロワナ水槽など、底砂を敷かない場合は底板に色を付けることもできます。

塩ビ底の色変更について

塩ビ底は通常は（グレー）ですが、オプションで色の変更も可能です。
圧倒的に一番人気の色は（艶消し黒）です。

艶消し黒の塩ビ底は、大型水槽でアロワナ水槽のお客様がとても多いです。

底板を黒にして、背面＆左側面＆右側面に黒フィルム加工を施せば４面黒になります。

その他、白・青・赤・木目なども可能です。

底板の色見本（表面材）

色付き塩ビは薄板しか存在しないので厚板とプレス加工（圧着）して作ります

底板で使用する塩ビ板の厚みはガラスの厚みと同じで制作しています。
グレー色の塩ビ板は厚板がありますが、艶消し黒などの塩ビ板は薄板（5ｍｍ厚）までしかありません。
すいそうやさんでは、色付きの底板の場合はグレーの厚板に色付きの薄板をプレス加工にて圧着して制作します。

色付き塩ビ底に変更の費用

塩ビ厚板はガラスの厚板よりも材料自体の金額が高いです。
厚板のグレー塩ビ板と薄板の色付き塩ビ板をプレス張り合わせ加工が別途必要なのでオプション費用は高くなります。
（水槽の寸法）（底板の厚み）（色指定）などの組み合わせにより単価および施工費が変わります。
ただ、底板の色付き塩ビ仕様はご注文時に施工しなければなりません（納品後の後加工は不可）
長年ご愛用頂く水槽なので、初期投資は必要ですが最初に変更されることをお勧めいたします。
後々、後悔されるお客様がとても多くいらっしゃいます。

底板がガラスの場合、綺麗な色を出すことは出来ません

通常のガラス底板だと底板の色は透明のみで色は付けられません。
底板の下（水槽と台の下）に色付きの板を敷いてもガラスを通すと色がぼやけてしまいます。
稀に、水槽の底板の上に色付きの板を敷く方もいらっしゃいますが、底板と板との間に水が溜まり死水となり水質が著しく低下してしまうのでNGです。

塩ビ底に使用する板厚について

すいそうやさんでは、塩ビ底に使用する塩ビ厚はガラスと同じ厚みで制作します。
一般的には水槽の単価を下げるために、ガラスより１段階薄い板を使用するメーカー様が多いです。

塩ビ底の加工性の良さについて

塩ビ底の場合は底板に何カ所も穴あけを施すことが可能です。
ガラス底の場合は、穴と穴を近い位置にあけると地震などで割れる可能性があるのでNGですが、塩ビ底は割れる可能性がありません。
水槽をひっくり返して裏から継手ソケットや継手ユニオンの直付け溶接も可能です。

出張設置サポートの際に現場（ご自宅）で底板に加工も可能です

水槽の底板が塩ビ底であれば、出張設置サポートで大型水槽セットをご自宅へお届けの際に、底板排水加工や底板給水加工をお客様のご自宅で溶接を行う事も可能でございます。

現場で水槽をひっくり返して塩ビ底に穴をあけて継手ソケットや自在ユニオンを水槽の裏から直付け溶接いたします。

シリコンコーキングでの接着ではなく、底板の塩ビに塩ビの継手ソケットなどを溶接するので、溶接後すぐに水を張ることが可能です。