ステンレスフレームガラス水槽
オーバーフロー加工(2種類からご選択いただけます)
アクリル3重管の特徴
小型魚・中型魚・海水魚・サンゴ水槽向けのオーバーフロー加工です。
- アロワナなどの大型魚の場合、アクリルパイプに体当たりし、パイプを破損してしまう事もあるので、アクリル3重管ではなくコーナーカバーをお勧めします。
- アクリル3重管の場合は、パイプの周りにもスペースがあるので、その部分も魚が遊泳でき、水槽内がとても広く感じます。
- 外管の上下のスリットから浮遊しているゴミや水面の油膜を吸い取り、排水管の上から濾過槽へ落下させて排水します。 スリットの幅(太さ)は2mmなので、小さな魚を吸い込んでしまう心配はほとんどありません。
- エビの稚魚など2mm以下の生体は吸い込まれてしまうので、その場合は対策が必要です(スリットやU字カット部にウールマットを挟むなど)
- スリット幅を2mm→3mmに変更することもできるのでご相談くださいませ。
コーナーカバーの特徴
コーナーカバーは、アロワナなどの大型魚水槽向けのオーバーフロー加工です。
- コーナーカバーは、水槽の一角にL型のパネル(BOX)を取り付けます。
- 水槽の角を塞いでしまうため、アクリル3重管に比べ、水槽内が狭くなります。
- 排水管がコーナーパネルの内部に格納されているので、大型魚が排水管に体当たりしてパイプを破損するリスクが少ないです。
- スリット(溝)加工はアクリル3重管と同じく上下に入れます。
- スリットから浮遊しているゴミや水面の油膜を除去します。
- コーナーカバーの固定方法は水槽に接着済みのレールへ挟み込んで固定します。
- レールへ挟むだけなので取り外しも自由ですが、底砂を敷く場合は外す際に砂を除去する必要があります。
- 底砂を5cm程敷いてもコーナーカバーの内部へ砂が入らない構造で制作しています(変更もできるので都度ご相談くださいませ)
すいそうやさんオリジナル【ステンレスフレーム加工】標準施工
当社のガラス水槽にはステンレスフレーム加工を施しています。
一般的なオールガラス水槽とは異なり、オールガラス水槽の底面とサイド4隅にステンレス製の枠をがっちりと接着する加工です。
- 水槽本体の耐久性を最大限に高めることが可能です。
- ステンレスフレームは見た目も美しいヘラライン仕上げを採用しています。
- ステンレスフレーム加工により、長期5年間の商品保障が付きます。
- ワーム、ゴカイなどのシリコン食いによる水漏れを防げます。
ステンレスフレームの色を変更できます
ステンレスフレームの施工には大量のシリコンを使用します
写真の水槽は1650×400×400Hです。
一般的なオールガラス水槽(写真ではひっくり返している状態)を制作の際に使用するシリコンは約4本です。
ステンレスフレームの下枠を水槽に接着する際に使用するシリコンの本数は約15本です。
水槽本体を制作するシリコン量は約4本なので、水槽本体とは比べ物にならない量を下枠のみで使用します。
下枠の張り付けが終わると、次に柱4本の張り付け工程があります。
水槽本体4本+下枠工程15本+柱工程4本=ここまでの工程で23本使用します。
下枠と柱の張り付けが終わると、次にシリコンガード(ワームプロテクト)の張り付け工程があります。
水槽本体4本+下枠工程15本+柱工程4本+シリコンガード工程3本=水槽1台の制作で合計約26本のシリコンを使用します。
すいそうやさんでは、330mLカートリッジのシリコンを毎月平均で900本~1,000本程仕入れています。
月々の受注数は異なるため、受注数が増加した時は1,000本の仕入れでは全く足りないので更に追加で300本程仕入れる時もございます。
ステンレスフレームガラス水槽は、一般的なオールガラス水槽に比べシリコンの使用量が大量なので、当然それだけコストが増加しますし、1つの水槽を仕上げるまでの施工工程も多いです。
私は水漏れする水槽だけは絶対に作りたくないので、安心して長年ご愛用頂ける水槽作りを心がけております。
ステンレスフレームの寸法(Lアングルの寸法)
ステンレスフレームに使用しているLアングルの寸法は水槽のガラスの厚みにより異なります。大量のシリコンコーキングでガッチリと接着するため、絶対に外す事は不可能です。
SUS304を使用しています。また、ステンレス自体にヘアライン加工を施しているためピカピカしておらず、とても高級感が高く仕上げています。
黒・白・青・赤など、何色でも変更できます。ステンレスフレームを水槽に張り付け施工前の段階で油性塗料で塗装します。
シリコンガード加工【ワームプロテクト加工】標準施工
当社のガラス水槽は、全サイズのガラス水槽にシリコンガード標準装備しています。
海水魚水槽ではシリコンガードではなく「ワームプロテクト」と呼ばれている加工です。
シリコンガード「ワームプロテクト」を施すことで、プレコや微生物のシリコン侵食を防ぐ事ができます。
- プレコがシリコン部をなめて、シリコンが少なくなり水漏れした。
- 巻貝を多めに入れたら巻貝についていた生物がシリコンをかじり穴をあけた。
- ライブロックについてくるワーム・ゴカイなどの生物がシリコンを食い穴をあけた。
シリコン部に穴をあけたら、一般的なオールガラス水槽では確実に水漏れを起こします。
当社のステンレスフレームガラス水槽は、外側にステンレスフレームでガードしているので、ワームなどが貫通する心配はありませんが、念には念を入れて内側にもシリコンガードを施工しているので2重で安心です。
シリコンガード(ワームプロテクト)の効果
文字で説明するよりも画像の方が分かりやすいので下記の画像をご確認ください。
※下記の図は12mmガラス水槽を制作した場合の寸法です。
シリコンガード加工の施工面・・・水槽内側に見える全てのシリコンの上に施工します。
シリコンガードの素材・・・黒の艶消し塩ビ板(2mm厚)
【危険】一般的なオールガラス水槽は虫による水漏れが非常に多いです
一般的なオールガラス水槽が怖い理由は上記のようにシリコン内に虫が混入して、シリコンを貫通させる事です(虫がシリコンを食べながらトンネルを作るように外にでてしまう状況)
実際に、私は過去に数えられない程の被害状況を見ています。
上の写真は深夜、私の携帯電話へSOSの連絡があり、ご相談者様宅へ応急処置へ行った際の写真です。
ご相談者様から詳しくお話しを伺うと、某水槽メーカー製でメーカー保証期間中のためメーカーへ相談したところ、「ワーム(虫)被害による水漏れは商品の欠陥ではないので保証の対象にならなりません」と言われたそうです。
私が到着した時には完全にシリコン内に侵入しており、数匹がガラスとガラスの間をウネウネと動いている状況でした。
あと数日連絡が遅ければ水漏れが発生してお部屋の中は大惨事になっていました。
今回の水槽は正面も背面も鑑賞できるので虫に気が付きましたが、もしも背面を壁につけていた場合は気が付かないので大変危険です。
すいそうやさんのステンレスフレーム水槽は、内側にシリコンガード(ワームプロテクト)を施工し、外側にステンレスフレームを施工、2重構造でシリコンをしっかりと守るので安心です。
シリコン部に穴をあけたら、一般的なオールガラス水槽では確実に水漏れを起こします。
当社のステンレスフレームガラス水槽は、外側にステンレスフレームでガードしているので、ワームなどが貫通する心配はありませんが、念には念を入れて内側にもシリコンガードを施工しているので2重で安心です。