L型2層式濾過槽
L型2層式濾過槽とは?
ウェット式と異なり、濾過槽内全体に濾過材を敷き詰めることはせずに、プロテインスキマーをメインに使用して水質を高める濾過槽です。- 海水魚専門店に卸している濾過槽はほぼ全てこのタイプです。
- ウェット式濾過槽に設置できずに諦めていたプロテインスキマーも収納できるのが最大の特徴です。
- ウールBOXが濾過槽本体と一体化しているので、濾過槽とウールBOXの間に隙間がなく、海水の欠点である塩ダレを防止できます。
2層目には大型プロテインスキマーが入ります(設置イメージ)
海水魚水槽、サンゴ水槽にお勧めです
- L型2層式濾過槽の設計は海水魚、サンゴを飼育するために考えた設計です。
- 最大の特徴は大型のプロテインスキマーを楽々収納できる2層目のフリースペースです。
- 2層目は有効内寸を広くしているので、色々と活用方法があります。
例えば、アロワナなどの大型淡水魚を飼育されている場合は餌の金魚を2層目に投入することも可能です(ただし、マグネットポンプを使用する場合は底面すのこが必要です)
下記のケースでは2層目の底面すのこが必要です。
- 2層目に「濾過材」を入れる場合
- 2層目に「魚」を入れる場合
基本的に2層目は「プロテインスキマー」と「水中ポンプ」を入れます。
マグネットポンプを使用する場合は、底面すのこを追加することにより濾過材を投入することも可能です。
(一層目のご使用例)
1層目は縦3段に仕切られています。
※青矢印は水の流れです(マグネットポンプ使用時)マグネットポンプを使用する場合は、ソケット溶接加工が必要です
- 上段にはウールマットをいれます。
- 中段にはドライボールや濾過材をいれます。
- 下段には濾過材をいれます。
※青矢印は水の流れです(マグネットポンプ使用時)マグネットポンプを使用する場合は、ソケット溶接加工が必要です
L型2層式濾過槽は濾過材の量が少ないのでは? と思われる方も多いと思います。
写真を見て頂くと分かりますが、下段だけでも十分な濾過材が入ります。
上段にはウールマットを敷くので濾過材は入れません。
中段にもドライボールや濾過材が入ります。
1層目にウールマット・濾過材・ドライボールを入れて、2層目にはプロテインスキマーを入れることが出来ます。
各部屋の使用方法は決まりがないのでお客様自身で試行錯誤して決めていただくのも楽しいと思います。
スキマーの水位調整が面倒な方には、L型3層式濾過槽がお勧め
写真の濾過槽はL型2層式濾過槽に仕切り板を追加した「L型3層式濾過槽」です。
L型3層式濾過槽は、1層目と2層目の水位が一定に保たれます。プロテインスキマーによっては水位を一定に保つことが理想な製品もあります。
2層目の水位をご指定いただければ、ご希望通りに制作できます。プロテインスキマーのサイズも各社様々なので、2層目の幅もご指定いただけます。
濾過槽とマグネットポンプを接続するには、ソケット溶接加工が必要です。
当社ではオリジナルの「ネジ式」を採用しています。
- ソケット部を接着材なしで繋げたい
- 配管に不慣れで接着の失敗が怖い
- 塩ビパイプの接着をしたことがない
ソケット溶接加工をご希望の方は位置とサイズのご指定が必要です。
指定方法は下記3つから選択ください。- 当社へ電話いただいて相談しながら位置とサイズを決める方法(推奨)
- 簡易図面を書いて添付いただく方法
- 文章で位置を書いて指定する方法
知識がある方であればいいですが、多少でも心配な方は必ず電話にてご確認ください。
「台の内寸が狭くてポンプが設置できない。位置を変えてください」と言われる方がおりますが、
指定の位置&指定のサイズで取り付けているので一切対応はできません。
少しでも心配な方は必ず電話にてご相談ください。
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